尾身会長をはじめとした専門家から、政府、そして大会組織委員会に提出された提言は、
ー無観客開催が望ましい
ー観客を入れる場合は、政府の一般的なイベント開催基準より厳しい基準を採用、開催地(都道府県)に住む人に限る、感染拡大と医療逼迫の予兆があれば無観客とする
という骨子のものでした。
合理性のある提言と、私は思いました。
大会組織委員会は、21日に無観客とするか否かを含めた開催方法を決定するとしています。大会組織委員会は、本当にこの専門家の提言をきちんと踏まえることができるのか。
例えば、本当に無観客とするのか。
有観客とするとすると、本当に政府の一般的なイベント開催基準、すなわち「1万人上限」より厳しいものとできるのか。例えば5000人とかにするのか。
本当に開催地に住む人に限るとできるのか。これを実現するとすると、現在のチケット購入者に対して、開催地の居住者かということを一人ひとり確認しなければならないことになります。
21日に、これらを大会組織委員会がきちんと意思決定できるのか、注視していきたいと思います。