森友学園問題にかかる決裁文書の改ざん問題の中で自ら命を断たれた畿財務局職員、赤木さんが残した、いわゆる「赤木ファイル」が今日、公表されました。改ざんの経緯が赤裸々に記されています。
麻生大臣は当初このようなファイルの存在を否定していました。裁判の中で取り上げられることになり、一転して認め、そして今回、遅すぎた開示と言わざるを得ません。
そして相変わらずの「黒塗り」。これまで明らかになっている経緯から、誰が見ても黒塗りにする必要はないと思われるような点まで。
私もこれまで、この決裁文書改ざん問題を国会で取り上げました。その際でも繰り返し指摘しました。財務省はこの件について、国民の皆さんに疑問を持たれないような対応を徹底するべきだと。
国民に税を課し、かつ国の予算を作る役所です。国民から、一ミリも疑念を持たれるべきはありません。
そのためには、今回明らかに赤木ファイルを元に、国民の皆さんが「ああこれなら」と思うところまで、再調査を行うべきです。三年前の、「第三者の調査」とは全く言えないような調査では、国民の皆さんの疑念は払拭できるはずがありません。
今後財務省がしっかりとした仕事をするためにも、そうするべきです。