今日、衆議院厚生労働委員会の閉会中審査が行われました。私たちの党からは、枝野代表、長妻副代表らが質問に立ちました。
ワクチン接種の遅れに関することは、当然に大きな論点でした。
しかし、今日の政府からの答弁を聞いていても、なぜ今になって各自治体において接種が急ブレーキがかかる状態になっているのか、納得のいく説明にはなっていませんでした。
政府からは、繰り返し、自治体に配布しているワクチンの量は十分であり、9000万回分を既に配布していて、今のところ5000万回接種されているから、まだ4000万回分はあるはず、それが偏在しているから遅れているんだ、ということが述べられます。しかしそれもかなり解せません。
まだ4000万回分も本当に「余って」いるのであれば、偏在しているとしても、こんなに全国的に急ブレーキがかかるはずはありません。それとも政府がよほど極端に、多く配るところには多く配り、少ないところには少なくしか配らなかった、ということなのか。そうだとすると、それも大問題です。
原因が分からない中で、この急ブレーキ問題は簡単には解消できないのではないか。
そのような危惧の念が拭えません。