今日衆議院では、今年度補正予算案について、予算委員会で与党多数の賛成で可決、その後本会議でも可決されました。
補正予算案の中には「補正予算」と言うにはふさわしくない、緊要性を欠く項目も多く、私たちは反対しました。
しかも今朝の朝刊において、国土交通省が所管する基幹統計、「建設工事受注動態統計」について長年にわたって不適切な統計処理が行われていたことが報じられました。
重要な統計ですから、場合によっては、議論されている補正予算案の土台を揺るがすような問題です。この報道に書かれていることが補正予算案の土台に影響するものかが急遽、焦点となりました。
結局、今日の国会答弁において岸田総理の方から、「問題の統計処理は会計検査院からも指摘を受け、令和2年1月から改善されている、したがって本補正予算案に影響はない」との趣旨の答弁があったことから、私としても今日、補正予算案を採決することに同意しました。
ただ、私の方から、予算委員会理事会において、今日の予算委員会審議、そして採決に応じたのは、上記の総理答弁を前提としていることを繰り返し念押ししています。
補正予算案審議は明日から参議院に場所を移しますが、上記のことはきっちり確認し続けていかなければなりません。