沖縄の本土復帰から50年の日でした。
本土復帰半世紀を経た今でも、全国の米軍基地の7割が沖縄に存在する現実。復帰時の「本土並み」という条件は全く満たされていません。
加えて、地位協定をはじめとして、沖縄の負担をさらに増す要因にも手がつけられないまま。
今回のコロナ問題についても、昨年末から発生した第六波の感染急拡大は、米軍の入国時の検査が適正に行われていなかったことに端を発したことは否めません。
しかしこれが露見した後でさえ、米軍は、日本が定めるレベルを満たさない、抗原定性検査しか行わず、完全な改善はなされませんでした。そしてそれに日本は、強く意見を言うことはできませんでした。
改めて現在の沖縄が直面する問題を、日本全体のこととして考える必要があります。