佐賀県建設労働組合連合会の皆さんが、政策要望に来られました。
「建設国保」の財源確保と、そしてもう一点、インボイス制度の延期の要請です。
インボイス制度は正式には適格請求書等保存方式と言いまして、来年10月から導入される予定の制度です。消費税をおさめる際に、このような適格請求書を厳密に作成して保存するという制度です。
地域の建築事業者をはじめとした零細事業者の皆さんにとっては、納税事務負担がかなり大きい制度となっていて、税理士会の皆さんなどからも危惧する声が上がっています。
免税事業者に対して負のインパクトの大きい制度となっていて、特に零細の皆さんへの影響が心配されます。
そのような大きな制度変更であるにもかかわらず、政府による周知は進んでおらず、ここままでは来年10月の導入時に相当な混乱が生じるのではないかと懸念します。
このような背景から、私たちとしては、前国会で「インボイス導入廃止法案」を提出して、警鐘を鳴らしています。
来年10月に、全国の零細事業者に大きな混乱を呼ばないよう、運動を続けていきます。
