今日は、朝9時から夕方5時半まで、一日中、衆議院・郵政改革特別委員会に出席。
民主党としての対案の提出者ですから、政府側の郵政民営化法案の提出者(もちろん、小泉総理、竹中平蔵大臣。。。)とならんで、前列に座り、自民党から飛んでくる矢のような質問に対応。
自民党側からの質問者は、「マドンナ刺客」こと片山さつきさん、佐藤ゆかりさんら。片山さつきさんは、財務省の先輩ですが、質問の仕方が、財務省の仕事のときのギリギリした感じを彷彿させて、あ~こんな感じだったな~、と思いました。
一点思ったことがあります。政府、自民党側から、「政府の郵政民営化案は何百ページにも及ぶしっかりとした法案だが、民主党案はたった10ページ。骨子だけのぺらぺらな法案だ」との批判が出されています。
私かこれはフェアじゃないな、と思いました。なぜなら、政府・自民党が法律案を作るときには、霞ヶ関という巨大シンクタンクをフルに使って作ることができます。郵政民営化法案についても、「郵政民営化準備室」という何十人規模の室を作って、一年間にわたり法案の検討をしてきたわけです。
これに対して、野党の法案つくりのために、霞ヶ関が部局をひとつ作るなどどいうことはありません。結局、野党は、議員本人と数名のスタッフで作業せざるを得ないのが現状です。
確かに今回の民主党の対案は荒削りな面が多かったと思います。その言いわけをするつもりは全くありませんが、これが現状であることは明らかにしておきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
うん、今日テレビ見てて、民主党の人はどうやって法案を作るのかなーってとっても疑問だった。
役人が作るわけ無いし、、、。
他の国ではどうしてるんだろう。野党はやっぱり対案を作るのですか?
対案を作るのが大変だったら、修正部分の案だけ作るとか。。。
やっぱり民主党にもブレーンが必要ってことなんですね。
コメントありがとうございます。たとえば米国の場合には、共和党、民主党両党に、それぞれしっかりしたシンクタンクがついていまして、そこがサポートしてくれます。それだけ、政策をつくる人材が厚いということです。日本もそういう方向に進むべきだと思います。