今日は、午前中、政治倫理の確立及び公職選挙法の改正に関する特別委員会(通称:倫選特)において質疑。
その後、法務委員会に出席して午後も法務委員会が開催されることになっていたのですが、昼ごろから国会の動きが不穏に。
教育基本法特別委員会の審議において、いじめ自殺や未履修問題、さらにはタウン-ティングでの質問「やらせ」問題などが噴出する中、我が党など野党側が、じっくり腰を据えて議論しようと主張していることに対して、与党側が「今日委員会で採決したい」と主張して譲らないためです。
こちら側が「今日午後の採決には応じられない」と主張すると、与党側は野党側が参加しない中、単独で委員会を開催して独自に審議を進めました。
「強行採決か!?」これで今日の午後は一気に緊迫しました。そして我々与党側の教育特委メンバー及び対案提出者が別室で待機する中、与党側の委員のみが出席する状況で審議は進み、そのまま夕刻与党は強行採決。
これを受けて、我々野党側メンバーは森山委員長に対して強く抗議。(写真)
この過程で、自民党側は、野党側の国民新党、糸川議員に対して「法案に賛成してくれれば、次の衆議院選で自民党から出馬させてあげる」と「議席買収」までしかけてきたと言われています。
毎日、連鎖反応のように、こどもたちのいじめが原因と思われる自殺が続く中、「教育基本法改正を成立させる」という政治的目的だけが先走りしているように思われます。
教育の問題を政治目的化して、永田町の論理の中だけで法律改正を急ぐというのは、世の中の感覚からあまりに遊離しているような気がしてなりません。
今我々に必要なことは、「教育基本法を改正する」「しない」という形の議論ではなくて、「こどもたちは今本当に幸せなのか」という、本質的な議論をすることではないでしょうか。
与党側は、教育基本法を衆議院通過させるべく、今日の本会議も強行する見込みです。野党側はそれに抵抗する見込み。
しかしそんな永田町のドタバタを、こどもたちはどんな目で見ているのでしょうか。
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