今日は、朝一番の便で佐賀に戻りました。お昼から午後にかけて参院選に向けた組織強化について打ち合わせを行った後、夜は小城市内の友人の皆さんと懇親会でした。
さて、「消えた年金」問題ですが、今日政府与党側は、2008年から全年金加入者、受給者に対して年金加入履歴を送付して、加入者・受給者の皆さんが、加入履歴に間違いはないかチェックできるようにすることを検討し始めたとの報道があります。
しかし、これはすでに我々民主党側が、今年2月の予算委員会で安倍総理に対して求めていたもの。その際安倍総理は「国民の年金に対する不安を煽るべきではない」と受け入れませんでした。
それが、今になって上記のような方向転換です。参院選の前になって年金問題による逆風をかわそうという思いなのでしょうか。選挙をにらんだ急場しのぎの策であるならば、選挙が終わればしっかり実行されるかどうかは疑わしいでしょう。
安倍総理をはじめ与党側の、いろいろな政治課題についての、参院選前の駆け込み的な場当たり対応は、私は憤りすら覚えます。
安倍総理は、最近になって薬害肝炎の被害を受けている方々に対して、被害救済に前向きな発言を行っています(依然として厚生労働大臣は極めて慎重な姿勢ですが)。しかし、この薬害肝炎被害者の方々に対する救済の必要性はこれまでも長く求められてきたことであり、これまで政府与党はこれに対して極めて冷淡だったと思います。それが今になって発言だけは前向きになっている・・・・これは選挙向けのポーズではないか!と、怒りがこみ上げてくるのです。
政治は国民の皆さんの生活に極めて大きな影響を与えます。そうであればこそ、選挙とは関係なく、常に正しい政策を打ち出さなければならないのです。
コメント
コメント一覧 (3件)
長妻先生は社保庁を追及していたのでは?
もう染まられましたね。哀しいですよ。
なぜ都合が悪い書き込みに反応しないのかわかった気がします。
有権者の声を真摯に聞いて頂きたい。
書き流すのではなく、汲み上げるのも仕事ではないですか?
「電話一本」より税金使わなくて済むかもしれませんよ?
「長妻先生は社保庁を追求していたのでは?もう染まられましたね。哀しいですよ」とは、どのような意味のご意見でしょうか。
確かに、これまでコメントをいただいてそれに対してコメントをお返ししなかった場合がありますが、それは「都合が悪い書き込み」だったから、ということはありませんので、ご理解ください。
川崎稔