一昨年9月に、路上で警察に取り押さえられ命を落とした、知的障害を持つ若者、安永健太君の死亡事件を考える会が開催されました。
検察が不起訴とする決定をしたことに対して、その後付審判請求を行い、0.1%以下の確率と言われる中、今般画期的な決定として、付審判決定が行われた中での会の開催でした。
健太君のお父さんがおっしゃいます、「付審判決定がなされたことは嬉しいですが、これで健太が戻ってくるわけではないので複雑な思いです」と。
確かにそうだろうと思います。残された遺族の方々にとっては、健太君が生きていれば、という思いがすべてだろうと思います。
しかし健太君の命は戻りません。その中で私たちに何が出来るか。それは今回の事件の真相を、審判の中で明らかにし、なぜ健太君が死に至らざるを得なかったのか、最後の最後のところまで明らかにし尽くすことだろうと思います。
それが唯一、残された私たちにできる、健太さんの命の光をこれからも受け継いでいく術ではないかと思います。その決意を新たにした会でした。
コメント
コメント一覧 (2件)
「真実を明らかにしたい」と言う人の「真実」は大方の場合「自分に都合が良い結論」という意味です。
ただ自転車で走っていただけの人に一方的に警官が襲いかかるとは考えられず、障害者相手の取締りなのだから気を使うべきだった、やり過ぎだと言う主張にも無理がある。障害者だろうが違反者は取締るべきだし、それで暴れたら取り押さえて当然。
この父君の求める「真実」とは何なのでしょう。私には争点が今ひとつ不明です。
健太君のお父さん、弟さん、叔母さん頑張ってください。応援しています。県警の無知識、無教養、非常識には怒りを覚えます。傲慢でおごった勘違いしてる公務員。良くありがちですが命まで取る警察官は良識の欠片もない人間です。遠くからエールを送ります