鳩山内閣における、政府税制調査会の「税制改正大綱」が今日、とりまとめられました。
野党時代、二年前に民主党税制調査会において「民主党税制改革大綱」をとりまとめ、さらに一年前、それを受けて、「民主党税制改革抜本改革アクションプログラム」を発表しました。
私もそれらの作業に、民主党税制調査会の役員のひとりとして参加しました。現在の財務大臣である藤井氏が当時の党税制調査会長で、私たちはそのもとで、時に激論をかわしながら民主党の租税政策を作っていったのを昨日のことのように思い出します。もちろん官僚の手を借りるのではなく、私たちだけの知識と発想とを武器に、議論を練り上げていきました。
今回の税制改革大綱の中に盛られている、「公平・透明・納得」という三原則は、その時の議論の中で、私たちが行きついたものです。さらには、「グッド減税・バッド課税」という考え方や、給付付き税額控除といった仕組みなども、その議論の中で私たちが取り上げたものでした。民主党らしい発想だと、私は今でも思っています。
当時、今思えば青臭い激論を交わして培った成果が、今日の「税制改革大綱」の議論に力強く生きてくれていると思います。「大綱」を鳩山総理に手渡す藤井大臣の姿を見つつ、大変感慨深く思いました。

