「新幹線」 日本のど真ん中を超高速で走る夢の乗り物。長い間にわたって、日本の高度成長を支えてきました。
整備新幹線の今後の新規着工の在り方を検討する会議が、今日、国土交通省の三日月政務官、総務省の小川政務官、そして私の三人をメンバーとして立ち上がりました。これから精力的にヒアリングなどを行って、今後の整備新幹線の新規着工はどうあるべきか、検討していきます。
今日の会議で、私の方から特に2点強調しました。ひとつは、今後新幹線の整備を続けていくのであれば、安定的な財源を見つけていかなければならないこと。これだけ財政の厳しい中なのですが、これまで、将来に得られるであろう収入を当てにしての整備が続いてきました。これで本当に安定的な財源を基礎に整備を行っていると言えるか、そして今後も同じような方法が適当なのか、要検討です。
もうひとつは、費用対効果。これまでの新幹線整備の意思決定の中で、十分厳密に費用対効果を検証してきたか。過度に甘い需要予測を基礎に、本当は効果の上がらない新幹線路線まで整備してきたということはなかったか。そのような点も再検証していく必要があります。
現在においても、関係する地域からは要望の強い整備新幹線。要望が強いだけに、それがしっかりとした合理性に支えられているかの検証は欠かせません。