参議院選挙に向けてのマニフェストづくり。動き出しています。
政府と民主党との間で、企画委員会という場が立ち上がり、政府からは大臣クラス、党からは副幹事長クラスなどが出席して、政府・党一体の中でマニフェストの取りまとめを行っていきます。
さらに党の側では、企画委員会に対してマニフェストに盛り込むべき政策案を届ける組織として、党所属国会議員による三つの研究会=「国民生活研究会」、「成長・地域研究会」、「地域主権・規制改革研究会」が立ち上がって、たま込めを行っていきます。
今日私は、この三つの研究会のうち、全体の財政・税制の総合調整を担当する「国民生活研究会」の役員との会合に、他の関連省庁の政務二役とともに参加しました。
2005年の初当選の後、有難いことですが、ずっと党のマニフェストづくりに関与させていただきました。07年の参議院選、09年の衆議院選マニフェストに続いてこれが三回目のマニフェストづくり。
今回は政府の立場からの関与ですので少々これまでとは勝手が違いますが、逆に官僚として働いていた頃に、当時与党であった自民党の政権公約がどのようにして調整されていたかも若干知る立場として、役割を果たしていきたいと思います。
与党としてのマニフェストです。財源面でのあやふやさは許されません。したがって財務省から参加する立場として、重い責任を感じます。
5月末までにはマニフェスト案をまとめるという報道などが出ていますが、これまでマニフェスト作業を行ってきた感覚からすると、4月中にはかなり内容が詰まってきていることが必要だと思います。中期財政フレームとも整合性、財政健全化法案などの関連をどうするかといった難しい論点もあります。やはり重い責任を感じます。