菅さんと小沢さんとの間で、代表選に向けての構図が次第に明らかになってきています。
今回の代表選を、単なる党内の争いに終わらせてはならないし、私はそれ以上の積極的な意義がありうるのではないかと期待しています。
つまり、今回の代表選を通じて、積極的に両者の間で、政策や基本的な政治姿勢などをしっかり議論してその違いを明らかにすることは、今後の民主党としての政権運営にも少なからずよい影響を与えるのではないかと思います。
これまで約11カ月にわたって、私も政府の中で民主党としての政権運営にたずさわってきましたが、政府の中でも、党内においても、「国民の皆さんが民主党のどこに期待して、昨夏の政権交代を後押ししてくださったのか」という点については、意見の違いがあったと感じています。
今回の代表選において、菅さんと小沢さんとの間で、それぞれの政策の違いや政治姿勢の違いが、明らかにされ議論されるでしょう。そして今回の代表選は党員・サポーターも投票できますから、より多くの方々の意見が反映されます。さらにもちろん代表選の期間を通じて様々な世論調査などを通じて、両者間の意見の違いについての世論の動向なども明らかにされるでしょう。
そのよう過程を通じて、「国民が民主党に求めているのか、期待しているのか」、これがより明らかになるのではないかと、本当に期待しています。
そのためにも、候補者間で、政策、政治姿勢などについての議論が、しっかりと戦わされることが重要です。

