党の財務金融部門会議で、今日、大震災への対応について、金融業界の皆さんとの協議を行いました。
銀行、生命保険会社、損害保険会社・・・・それぞれの業界との間で、被災者の皆さんは色々な問題を抱えています。
例えば、銀行との関係で言えば、着の身着のままで、銀行カードや預金通帳などを何もも持たないで被災された方が大多数だと思います。そんな中、当座の必要な現金を引き出せるような簡易な仕組みを作っています。しかし、例えば、県境を大きく越えて避難した場合など、自分が使っていた銀行の支店がない、そんなこともあるでしょう。その場合、用意した簡易な仕組みが使えない。このような問題も何がしかの解決策を探っていかなければなりません。
住宅が流されたのに、住宅ローンの支払いだけが残った。このような方々もいらっしゃると思います。これも対応をとっていかなければなりません。もちろん、住宅ローンだけではありません。事業自体が被災された方々の、借入の返済という問題もあります。
保険会社との関係では、生命や財産に対して起こっている損害に対して、できるだけ簡易な審査で迅速に保険金支払いが行われるようにしていかなければなりません。
また、亡くなった方、身元不明の方々との間での預金の受け渡し、保険金の支払いをどのようにしていくのかという、難しい問題も残っています。
先週から、ひとつひとつ問題解決を、と書いてきました。このような、生活を支える金融取引の面でも、ひとつひとつ解決しなければならない問題が、積み重なっています。


