私の次なる仕事は、「復興基本方針」の策定作業。
先に成立した復興基本法を受けて、政府は復興基本方針を定めて、これに沿って復興を進めていくことになっています。そして、政府としては、この復興基本方針を7月末までに策定していくとの考え。したがって、これに対して、党としての意見を盛り込んでいくという仕事があるわけです。
今般、この仕事のために、直嶋元経済産業大臣をヘッドとして、「復興基本方針等検討小委員会」が立ち上げられ、私も財政面からの役員として参加することになっています。
復興基本方針においては、復興基本法の理念に沿って、今後における復興にかかる政策についての大きな方向付けをするもの。大変重要です。
さらに復興基本方針の中においては、復興に必要な財源規模、その財源調達のあり方についても考え方を示すことになっています。この点では、増税に対してさまざまな考え方が党内にある中で、激しい議論となりそうです。
これまでの報道で、この小委員会は「第三次補正予算」の検討をしていくものとしての報じられかたが多かったかと思いますが、若干ニュアンスが異なります。あくまでもこの小委員会が検討するのは、復興基本方針にどのようにして党の考え方を反映させていくかということ。
時間の限られる中で、重大な課題ですが、できる限りのことを、この政局下においてもやっておかなければなりません。



