米国政府の、公的債務上限は、与野党の合意のもと引き上げることができるのか。そのデッドラインが8月2日にやってきます。
与野党協議の中で、財政赤字の削減策について議論をし、何とか上限引き上げを可能とする妥協点を見つけ出したいとしていますが、まだその着地点は見えていません。
そのあおりを受けて、世界中の金融市場が緊迫感を増しています。何せ世界最大債務国の米国です。米国債は世界中で保有されているために、米国債の混乱は世界の混乱に直結します。
さらにそのあおりを受けて、超円高。円高というよりも、ドル安が一方的に進んでいます。
8月2日を円滑に乗り越えられるのかという点を、私も非常に注意して見守っています。何かあればすぐに対応できるように備えておかなければなりません。政府全体での備えが必要です。