福島第一原発の事故を経て、今後の新しい電力・エネルギー政策を来年夏を目途に打ち立てていく予定です。その際の、色々な電力供給(火力、水力、原子力、風力、太陽光・・・・)にけるコスト等を客観的に分析するための、「コスト等検証委員会」を、今日、国家戦略室のもとで立ち上げ、有識者も交えて議論を始めました。
原発事故を受けて、これからの日本の電力エネルギー供給の最善の組み合わせ(ベストミックス)は何なのかを探っていかなければなりません。その際には、どのような組み合わせであれば、どのようなコストになるのかという客観的な分析は欠かせません。
そのような意味で、重要な意味を持つ会議です。今年末までに一定の結論を出していきたいと思います。
ここでの議論において大切なのは、国民の皆さんに開かれた透明性の高い議論を行い、国民の皆さんにも納得、共有してもらえる、客観的な分析結果を出していくことです。土台となるコスト分析が信頼を得られなければ、それに基づき検討される電力エネルギーのベストミックスも国民の支持を得られません。
そのために、国民の皆さんにインターネット等を通じて議論の内容を見てもらえるようにしていますし、有識者の皆さんもバランスのとれた陣容となるよう腐心したつもりです。