格付け機関のS&Pが、ユーロ圏の15カ国について、国債格付けを下げる方向に見直すと発表しました。
これは重く受け止めなければなりません。なぜなら、ユーロ圏内でAAA格付けの大国、ドイツ、フランスまで含んでの格付け見直し方針ですから。
現在のユーロ圏の信用は、これら信用の強い大国でもっていると言っても過言ではないと思います。それが、これらの国も含めての格下げ方向での見直しですから、その影響は当該国のみならず、ユーロ圏全体に及びますし、さらに言えば、世界経済全体への影響も注視していかなければなりません。