国家戦略会議を担当していて、最も大きな仕事のひとつ、「日本再生戦略」のとりまとめが近づいてきています。
これに向けて、そのパーツを構成する、いろいろな検討会議をこれまで開催して、内容物を固めてきました。
若者雇用戦略、女性の活躍促進による経済活性化行動計画などなど。そして今日、その金融面、ファイナンス面で経済成長を促進するための方策、「成長ファイナンス」について、閣議級の「成長ファイナンス推進会議」を開催して、とりまとめを行いました。このとりまとめに至るまでには、私が座長として、各省政務官レベルでの「成長ファイナンス推進会議実行会議」という会議を何度も開いて議論を行ってきました。その成果が今日まとまって、ほっとしています。
その中で、「総合的な取引所を推進する」という項目があります。これまで「金融」の取引所、「商品」の取引所は、別個の制度のもとで分かれて存在していました。一方他の先進国では、これらは同じ取引所において取引されていて、収益、リスク管理などにおいてより総合的に管理できるようになっています。
長年日本でも金融・商品を統合した総合的な取引所が必要であると主張されていましたが、他国では行われていることが、各省庁ごとの縦割り行政の中で我が国では実現していませんでした。これを私たちの政権下においてついに実現することができました。成長ファイナンスの促進にきっと寄与してくれると信じています。