今日は衆議院農林水産委員会の閉会中審査。酪農畜産等に関する一般質疑を行いました。
円安による配合飼料価格の高止まりなどの影響で、酪農畜産分野は大変厳しい経営環境にあります。今回の質疑を通じて、政府が行なっている各種支援策のあり方について提言を行う方向で、委員会としての決議案を提案。私の方から趣旨説明を行って全会一致で可決しました。
今日の議論でも取り上げられていたのが、飼料米の問題。今回安倍政権は農政を変更し、飼料米への支援強化を通じて米の生産調整のあり方を変えようとしています。
しかしながら、今日の議論においても指摘されていたのは、果たして農水省が想定するように、主食米から飼料米にスムーズに生産が移行するかということ。
飼料米を作れば自動的にそれが売れていくというものではありません。それを受け入れられるだけの加工施設、流通経路があるかが問題。この点についてはまだまだ不明確な点が多いのです。
机上の空論のような想定のもとで、望まれる結果が生まれなかった、ということにならないように、厳密に検証する必要があります。