衆議院厚生労働委員会で、塩崎新大臣の大臣所信に対する質疑が行われました。
その内容は多岐にわたります。特に注目されたのが、私たちの公的年金積立金の運用を担当しているGPIF(年金積立金管理運用独立法人)における、運用の見直しについての議論。
年金積立金は国民にとって大切な資産。年金支払いの原資です。これまでは安全性に配意して日本国債を中心として運用していましたが、今政府においては、よりリスクの高い資産に運用をシフトしていこうという動きがあります。
その背後には、それによって株価が上がり内閣支持率にも好影響を与えることを期待する向きもあるのではないかと思うほどです。
もちろんの一定の運用利回りを上げることは重要です。しかし、国民の大切な資産である年金資産が政治利用されるようなことがあってはなりません。
そのバランスをどうとっていくか。議論を深めていきたいと思います。