政府は、マイナンバーカードについて、健康保険証と一本化することを発表しましたが、その後から私のもとにもさまざまな懸念の声が寄せられています。
ーマイナンバーカードは任意のはずだったのに、健康保険証と一体化するということは事実上の強制ではないか
ーマイナンバーカードの個人情報は本当に完全に守られるのか
ー手続きが煩雑なわりに、メリットを感じない
などの、典型的な声があります。
このようなもっともな声を置き去りにして、今回の政府の発表は、国民に対する丁寧な説明という観点からは極めて不十分です。
マイナンバーカードの普及という「形」を性急に追い続ける政府の姿勢には疑問を感じます。
個人情報の安全性についての国民の理解をしっかり得ること、具体的な利便性を高めること、こういった地に足のついた対策が、まずは必要なのではないでしょうか。