私が予算委員会で、安倍総理に対して取り上げた、報道の自由と安倍総理の発言についてのやりとりがその後も話題になっています。
昨秋の衆議院解散の夜のTBS「ニュース23」。アベノミクスの効果についての街角インタビューの取り上げられ方に不満を持った安倍総理が、その場で、「これおかしいじゃないですか」と異論を述べた件。
こんなに直接的に総理自身が個別の番組編集のあり方に異論をいうのは、それこそ問題だという、私の予算委員会での指摘に、安倍総理は「私の言論の自由だ」という趣旨のことを言いましたが、私はやっぱりそれはおかしいとかみつきました。
その安倍総理の「わたしの言論の自由だという」言葉。もちろん総理にも言論の自由はあります。しかし、放送業は政府から免許をもらって成り立つ業種。政府のトップたる総理の言葉のひとつひとつはかなり気になるはずです。
総理たるもの、そのことをきちんと認識して発言するべきだ、ということを私は安倍総理に訴えたのですが、それが通じないのが不思議でなりません。