来年度予算案は今日、衆議院で可決されました。私たちは組替え動議を提出して政府案には反対しました。
1月8日の補正予算案審議から始まった、長い予算委員会でした。委員会審議に加えて、政府から綿密なヒアリングを行った、通称「第二予算委員会」、そして甘利前大臣の口利き疑惑などの事実解明を行った「安倍内閣口利き疑惑追及チーム」も、同時並行でかなりの時間を割いて行いましたので、大変な委員会対応でした。
今日、締めくくり総括質疑で、同僚の緒方議員に、安倍総理の考える憲法9条改正の内容についてただしてもらいました。案の定、いわゆる「限定的なもの集団的自衛権」を超える、いわば「無限定の集団的自衛権」を安倍総理は示唆しました。
これは、昨年あれだけ強硬な形で国会を通した「限定的な集団的自衛権」を全く否定するものであって、一体どのような安全保障体制を結局のところ考えているのか、全体像が全くわかりません。
このような極めて重要な論点すら十分掘り下げる間もなく予算案は採決されました。参議院予算委員会にも十分引き継いでいきたいと思います。