東日本大震災から5年。改めて、失われた多くの尊い命に哀悼の誠を捧げるとともに、いまだ元の生活に戻れていない17万人余の方々の早期生活再建、そして復興全体の促進を誓いました。
大地震に加えて、想像を絶する津波と原子力発電所の事故。今思い出すと、地震に引き続いて起こったひとつひとつの出来事の展開は、それまでの常識を覆すものであり、災害に備えるということが言葉上は易しく見えても、いかに実際には困難を極めることであるかを教えてくれました。
大自然の猛威に比べれば、それに備えて人間ができることは限られるのかもしれません。しかし、私たちは過去に学ぶことができます。
大震災時の悲惨な、厳しい現実を絶対に風化させてはなりません。
繰り返し大震災の記憶から学ぶことでより安心な日本を作っていくことは、私たちに課された使命です。