トランプ氏が就任初日にTPPからの離脱を通知することを表明し、さらにオバマ政権自身も、自らの政権期間内にTPPをこれ以上進めることは不可能との立場を明らかにしました。
一体、安倍氏は17日のトランプ氏との会談で、TPPに関して何を話してきたのか。
TPPを強く推進しようとしている安倍総理が、トランプ氏と会って「信頼関係を築けると確信した」とまで断言したことを受けて、世界は少なからずTPPについてもトランプ氏に翻意を迫ることができるのではないかとの感覚を持ったのではないかと思います。
それがその数日後のトランプ氏の改めての離脱宣言。
ある意味、安倍総理はトランプ氏との会談後「信頼関係を築けると確信した」と断言したことで、世界をミスリードしました。
成果が出そうなところにパッと飛びつく。しかし後から振り返ってみれば結果は出ていない。これは安倍総理の外交に見られる決まりパターンだと私は思っています。今回もそうです。