「民主党らしさ」 ということが最近よく話題になります。
「民主党らしさ」とは何か。私は、それを一言で言えば「変える」ということだと思っています。
何十年もの長きにわたって続いていた、自民党による一党支配の時代に出来上がった、日本の中の政治、経済、社会上の仕組みを変えていくこと、それこそが民主党の「らしさ」であり、また使命だとも思います。
何十年もの自民党支配時代に出来上がった法律、その数は現在約1800あまりに及びます。これに対して、一年間の国会の中で審議し通過することのできる法律数はせいぜい100有余。
法律の数だけからみても、これまで積み上げられてきた仕組み、制度を変えていくことが大変なことは明らかです。
それを覚悟の上で、あるいは覚悟していたからこそ、民主党が政権交代を果たしたということの意義はあると私は思います。そうであれば、私たち民主党の議員は、命がけでと言ってもいいような思いで、これまでの制度、仕組みを「変える」ことに全力を尽くさなければなりません。
その必死の努力が、民主党らしさ、なのだと私は思います。それができるか。他の誰でもない。私たち自身にかかっています。