これまで中期財政フレーム、財政運営戦略の策定に向けて、有識者からなる検討会を開いて、議論を行ってきましたが、今日、これの論点整理を行い、この検討会の一区切りです。
今日の論点整理では、中期的な財政運営についての、有識者の意見を取りまとめる形で、文章のスタイルで行いました。今後は、これらも参考にしながら、具体的な中期財政フレーム、財政運営戦略を早急にとりまとめていくことになります。
これからとりまとめる中期財政フレーム、財政運営戦略については、財政健全化を果たしていくための道のりを、数値目標も含めて示していくことになります。
一方、国債発行業務も担当する私たち財務省としては、このような中期的な財政運営指針を示していく際に、市場から「これならば」と納得を得られるようなものになっていくことを注視していかなければなりません。
そのため、野田副大臣と私とで、市場アナリストなどの市場参加者との意見交換の場を持ち始めています。
国債の発行増に懸念を有しているとされている市場の声を、できるだけ的確につかみ、市場とのコミュニケーションを円滑に行う。なかなか微妙で、難しい仕事です。