来年度予算に向けての概算要求基準作りで忙殺されていますが、より大きな困難は、その先・・・・・・
衆参のねじれの中で、野党との協調がなければ国会において法律は通りません。予算案は衆議院の優越が定められていますので、民主党だけでも通せますが、予算案に密接に関連する法案はいずれにしても野党との協調がなければ通らないので、やはり、予算全体について、野党とどう協調していくかが、いずれ大きな課題になってくるでしょう。
その際、民主党がマニフェストに掲げた政策の予算をどうするのか、例えば、子ども手当や農業者戸別所得補償に批判的な野党の声をどう予算面で受け止めるのか。このような点が、予算編成過程で早晩大きな課題となってくると思われます。
概算要求基準作りの先の問題として、この点が鍵です。

