昨日の代表選スタート、そして各候補による政権表明、記者会見などを経て、私自身として熟慮の結果、今回、菅候補を推す決心をしました。
もちろん両候補それぞれに良い点、劣る点があると思われます。それらを含めて考えた上での結論です。
私たち民主党が、3年前の参議院選挙、そして昨年の衆議院選挙などを経て、今回政権交代という形を成し遂げされてもらったのは民意があったからこそ。その民意は何を期待して政権交代という結果を生み出したのか。その点をつきつめて考えました。
それは、私は、「これまでの自民党の古い政治から脱却して、とにかく新しい政治に生まれ変わって欲しい」という、国民の皆さんの思いではなかったかと思います。それを真正面から受け止めれば、それをより体現するのは、やはり小沢氏ではなく、菅氏ではないかと思います。
小沢氏に、剛腕と言われる手腕を期待する声も理解できます。しかし、これまでの小沢氏の記者会見などでの発言から、その実現性は私には疑問です。例えば「財源はどうするのか」と言った問いに対する答えなどについても、具体的にどうすれば財源が生まれていくのかは見えてきません。「地方へのひも付き補助金を一括交付金化すれば地方に渡すおカネは4割少なくてもよいはず」と言いますが、現実的ではありません。
このようなことがひとつひとつ国民の皆さんの前に明らかにされ、国民の皆さんにしっかり理解と吟味をしてもらった上で、その思いを反映した代表選になってくれることを心から期待します。

