かつてインドネシアに2年間住んでいた際、日本社製の車に乗っていました。その車の製造地はタイ。
タイは、東南アジアや近隣地域に対する日本車の輸出の中核です。この地域に実際に住んでみると、タイを中心とした日本製品の物流がいかに大きな流れとして確立しているかを実感します。
その時の記憶からすると、今回のタイの洪水と、それにともなう日本の製造企業のサプライチェーンの途絶が、アジア全体における日本企業の業績、戦略にいかに大きな影響を与えるか、よくわかります。
日本全体の経済にも看過できない影響を及ぼしかねない今回の洪水です。日本政府としても機敏な対応が求められます。