仕事柄、総理官邸には一日に何度も足を運びます。
その都度、官邸番のマスコミのみなさんがどっと近づいてこられて「誰のところに行ったんですか、総理ですか、副総理ですか、案件は何ですか、同席は誰ですか」といった質問を矢継ぎ早に受けます。
官邸に会議に行く時には、まさに今動いている案件の相談でいくことがほとんどですから、これらの問いにはストレートにお答えするわけにはいかないのが申し訳ないところ。
しかしながら、同じ頃に官邸に出入りしている人たち(役所の人たちを含め)を丹念に追ってもらえば、そして私の担当分野、その時に課題になっている政策課題などをあわせて勘案してもらえば、ほぼ何の案件で来ているのか、察しがつかれているのが実態ではないかと思います。
そんな意味で、総理官邸というのはつくづく「ガラス張り」だなと思います。