北朝鮮が、「人工衛星」だとして発射予告していたミサイル。
12日から予告期間に入っていました。連日政府としては早朝7時から即応体制を敷きながら備えてきました。
そして今日13日の朝、国際社会の警告にもかかわらず北朝鮮は発射を強行。許されざる暴挙です。そして発射は失敗に終わりました。
この間、金融システム・金融市場を担当している私としては、発射の影響が、銀行などでの資金の引き出し、預け入れ、決済などに影響を生じていないか、東京証券取引所などでの株式などの取引が円滑に進んでいるかなどといった、危機管理上の観点について最大限の注意を払っていました。
もちろん、今回金融システム・金融市場においては何ら影響を被ることなく、通常通りの安定性を維持することができました。
しかし、今回の発射で北朝鮮が何を狙ったのか。経済困窮の激しさがうかがわれる中で巨額の資金を投じてこのような行為に出た北朝鮮の特異性が際立ちます。
国連を中心に、北朝鮮の動きを封じ込めていく断固とした国際社会の動きを作っていかなければなりません。