いよいよ明日、秋の臨時国会が幕を開けます。
「与野党で胸襟を開いて話合い、物事の決まる国会にしたい」 総理をはじめ、皆がそう思っています。
しかしながら、冒頭からなかなかゴツゴツとした始まりです。総理の所信表明演説を、衆議院本会議では通常通り受けるが、参議院においては受けない、すなわち参議院本会議は開かないというスタートになるのではないかという見通しが言われています。参議院で総理への問責決議が前国会で通ったことが背景にあります。そうなれば、史上初、だそうです。
今国会では、特例公債法案や、一票の格差是正、議員定数削減を含む選挙制度改革法案など重要な法案がかかっており、そのひとつひとつを与野党での議論を経て、結論を出していきたいと思うのですが、「解散総選挙の時期の確約が先決」と野党側の主張は変わっていません。
野田総理も、この国会の、現在の政局において持つ意味を、自分の言葉で明日所信表明として述べると思います。「物事を決められる国会」 そこに何としても到達しなければなりません。