今日、衆議院本会議において、衆議院が解散されました。12月4日公示、16日投開票という選挙戦に向かっていきます。
多くの議員は地元へ飛び立ちました。1ヶ月間での勝負です。
今日、野田総理は解散後の両院議員総会、そしてその後の記者会見で、この解散総選挙の意義を彼の言葉で訴えました。それは、古い政治に逆戻りすることを許すのか、それとも日本の政治をさらに前に進めていくのか、ということの選択だということです。
その中で、課題として、社会保障と税一体改革、経済政策、エネルギー改革、外交・防衛、そして政治改革の5点を指摘しました。この5点においては、私たち民主党なりの主張があります。改革を前に進めていこうという主張です。例えば、政治改革であれば、衆議院の定数削減について、私たちは解散を賭しても実現することを主張し、そのための法案を今国会で通しました。しかし自公は今国会での定数削減には反対し、来国会へと先送りになりました。
総理はこう言いました、「次の選挙のことを考えるのではなく、次の世代のことを考える」のだと。
今日、午前中、野田総理と面会しました。これまで野田総理と仕事をともにする機会を得られたことに対する謝意を述べるとともに、選挙戦に飛び込む前の挨拶のためです。
「ともに仕事をさせてもらって、勉強になりました」 そう言ったとたん、これまで3年間にわたって、社会保障と税一体改革や、TPP、エネルギー改革といった難しい課題を総理の下で取り組んできた思いがこみ上げてきて、不覚にもほろっときてしまいました。総理からは「絶対勝ち戻ってきてください」との言葉がありました。
私は、野田総理が、政治生命を賭けると言って取り組んできた社会保障と税一体改革がもし成就しなかった場合、議員辞職する覚悟だったことを察していました。そんな覚悟で総理自身が頑張っていたからこそ、私も特別な思いで取り組んでくることができました。
「すべては、子どもたちのために」 初立候補の頃から一貫した、私のキャッチフレーズです。「次の選挙のことではなく、次の世代のために」 これには強く共感します。その思いで、野田総理は、古い政治に逆戻りするのではなく、新しい政治をさらに前に進めるべく、解散総選挙という決断を下したのだと思います。
目の前のこの大きな戦い、私も、「次の世代のために」全力で戦い抜きたいと思います。