今日、衆議院本会議で、補正予算案の採決が行われました。党内での色々な議論がありましたが、我が党としては、この補正予算案については「反対」という態度で臨みました。
もちろん、現下の厳しい経済状況においては、大規模な経済対策は必要です。しかし、今与党から提出されている補正予算案は、例えば以下のような問題点があると思っています。
・大きな規模(総額)とすることがまずありきであったがために、公共事業、基金への歳出を、精査なく積み上げている。結果として、年度内に本当に適切に、効果的に支出できるかは不明。
・公共事業についても額を積み上げるために、「維持管理補修重視」とは言いながら、結局必要性が明らかではない新規事業に予算がつけられている。
・さらには、もっとも予算執行がしやすい、官公庁の建物の維持管理補修などの予算も大変増えている。これが本当に景気対策となるかは疑問。
・これらの予算をまかなうために、新たな建設国債を発行している。
おそらく、私たちが政権党であったら、5兆円強の建設国債を発行しない形での経済対策となったのではないかと思います。
党としての立場をはっきり示すことが重要です。