参院選の争点は何か。よく問われます。参院選まであと2ヶ月。2ヶ月あれば政局はいかようにも動き得るので、今の時点で何が争点かはなかなか見通しづらいものがあります。
しかし、そんな中でも地元の集会や街頭演説などで訴えていて、そして聞いていらっしゃる方々の反応を見ていて、これらは関心を持たれているなと思う論点が、最近は比較的一定してきたなと感じます。
それは、ひとつはアベノミクス。景気回復と言われていますが、地方ではその実感は全くなく、むしろ色々な物価上昇が生活を圧迫しています。
もうひとつは農業。TPPへの不安であり、断固反対と言っていたではないかという農家の方々の思いです。また、10年で農業所得倍増と言っているけれど、また自分たちをだますつもりか、という不信感です。
さらには社会保障制度。安倍総理は年金制度も抜本改革は不要と言いますが、今の年金制度で大丈夫と安心している方は、私がお話する中ではほとんどいません。消費税を引き上げて、社会保障を強化することが、国民の皆さんとの約束だったのに。
もちろん憲法問題も。人権を極めて強く制限する可能性のある自民党憲法改革試案の内容を説明すると、皆さんと大変不安の色を浮かべられます。
これらの論点をさらにシャープに、皆さんに対して訴えられるように、私の言葉もさらに磨いていきたいと思います。