夏の国会休会中。この期間は比較的時間がゆっくりあるので、読書や読み物がはかどります。どの議員さんもそうではないでしょうか。
昨日私は、内閣法制局長官人事と集団的自衛権についてのことを書きました。集団的自衛権については長年にわたる政府の憲法解釈の積み上げがあることも書きました。
実は私のこの夏の読み物もこのあたり。集団的自衛権にとどまらず、外交、防衛にかかる分野において、憲法、あるいはそれぞれの法制度の解釈などについて、これまでの国会論議等の中で、政府がどのような答弁、説明をしてきているのかについての資料等を読んでいます。
集団的自衛権にとどまらず、微妙な問題であればあるほど、国会では問われ、それに対する答弁は積み重なってきています。
もちろん時代の変遷の中で、少しずつそれが変化してきているものもあります。しかし、それは決して恣意的に簡単にそうなったのではなく、時間の熟成を経て今日に至っています。
その「熟成」の過程を十分経ることができるかが試金石だと思います。