野党の再編は新党であるべきか、野党連合のような形でもよいのか。
みんなの党渡辺代表は後者を目指すべきという考えであり、新党を排除せずとした柿沢未途議員とは考えを異にしたので、柿沢氏はみんなの党を追われた、という見方が一般的です。しかし私は構図はそう単純ではないと思います。
私自身の考えとしては、野党連合という形であっても、それがしっかりとした形でもできれば、十分な機能を発揮し得ると思います。
しかし、そこまでに到達するには、基本的には選挙区ごとの各党間の候補者の調整が必要になります。それは実際には相当にハードルの高い難事業です。渡辺代表は「野党連合なら」との姿勢を示していますが、私に言わせれば、それは新党を作るのと同じような難しさを伴いますし、それができれば、新党を作るのと同様な機能を発揮すると思います。
よって、新党構想を持っている、ということだけで柿沢氏に離党せよというのは、私にはいまだに解せないのです。
