党の農林水産部門会議で、秋の国会の農水省提出予定法案のヒアリングを行いました。そのひとつが「農地中間管理機構法案」。
農地の集積のために、各県に設置する機構が、耕作放棄地などをいったん借り入れして、それを転貸して集積していくというスキームです。
しかし、今日もみんなから指摘された大きな疑問は、そもそも耕作放棄地など利用の進まない土地を前提としているので、そのような土地の出し手(貸し手)はいても、受けて(借り手)はなかなかいないんじゃないか、その場合には国が税金でまかなうとしている賃料だけが無駄に使われて、塩漬けみたいなままになる土地が集まってしまう結果となるのではないか、ということでした。
しかも、このあたりの詳細を農水省に尋ねてもなかなかスッキリとした説明が出てこない。他方でこのために来年度予算の中で要求されている金額は1000億円強。
これは今後相当な議論が必要です。