昨日のブログにも書きましたように、今日、衆議院予算委員会において、NHK会長らの発言問題を取り上げ、籾井会長らに対して質疑を行いました。
私の思いはひとつ。籾井会長に、自分の発言についてどこをどう問題と考え、取消し、信頼回復につなげていこうとしているのかを、しっかり述べてもらって、まさにNHKの信頼回復につなげて欲しいということ。
ところが、今日の籾井会長の発言は大変残念なものでした。
私が最初に質問した、「19日の報道で、12日の経営委員会において籾井会長が『自分の発言のどこが悪かったのか』と発言したとされている問題で、このような発言を本当にしたのか」という問いに対して、籾井会長の答弁は、「経営委員会の議事録がまだ出ていないので答えられない」というもの。
自分の発言なのだから答えられないことはないはず。しかし、何度尋ねてもこの繰り返し。自分の言葉でしっかり説明し、事態を収束させようという意思は全く感じられませんでした。
しかもこんなこともありました。実は今日の早朝、NHKから私の事務所に電話があり、「大串議員が前日質問レクの際に言っていた経営委員会での籾井会長の発言について、経営委員会の議事録の一部(=籾井会長の発言部分)を今日の国会で明らかにします」ということでした。
ところが、審議に臨んでみると一転。籾井会長は上記のような答え。
どうなったんだと思っていたら、質疑の後NHKから説明があって、早朝までは、経営委員会での発言の一部(=籾井会長部分)を明らかにする予定だったが、国会審議の直前に方針が変わり、明らかにしないことになったとのこと。一体全体どうしたんだろう???という状況。どこからか横やりが入ったんだろうか。
いずれにしても、籾井会長らからは、自分の言葉で真意を説明し、NHKへ信頼を取り戻そうという真摯な態度は全く感じられませんでした。
本当に残念でした。