富岡製糸場の世界遺産登録は、突然のニュースで、サプライズではありましたが、日本の近代産業の興りが世界に認められるという意味で、大変よかったと思います。
さて、目を佐賀県に向けると、佐賀県も世界遺産登録に向けて推しているものがあります。それは三重津海軍所跡。幕末の頃、佐賀県早津江川の河口付近で、佐賀海軍の拠点であった場所です。
当時の佐賀藩は、賢侯のリーダーシップの下、いちやく先進的な技術を取り入れていた藩です。しかも長崎に近く、「海」「航海」に感度良く対応していました。
この三重津海軍所で、海軍を鍛え、また造船技術を磨くなどのことが行われていたわけです。これらのことのひとつひとつが積み重なって、明治維新の際の様々な革命的転換に繋がっていったと思います。
地元において、世界遺産登録に向けて思いを馳せる史跡があるだけでもワクワクします。