先の水曜日に行った予算委員会での質疑を振り返って、質疑の難しさを改めて考え直しています。
総理入り、テレビ入りの質疑でした。このような質疑は全国民に向けて放映されますから、まずわかりやすいことが求められます。しかし、一方で政府が行っている政策の問題点などをきちんとしていくのがその役割でもあるので、一定程度は厳密な議論が必要です。漠然とした言葉で政策の問題点を指摘しても、漠然とした答弁で答えが返ってきて、それ以上議論は深まらない、となりがち。「わかりやすさ」
と「厳密さ」。このふたつを同時に追求しなければなりません。
そこで私がいつも意識しているのが、「政策の大きな歪み(問題点)が、象徴的に現れている具体的な論点を見つけ出して、これを質疑の対象とすること」
しかし言うは易し行うは難し。なかなかそのようなうまい論点が見つかるものではありません。だからなかなか難しいのです。
6月11日の国会での党首討論に注目が集まっています。難しさは同じ。しかしこの難しさを、私たちは乗り越えていかなければなりません。