各官庁のこの夏の人事異動の結果が続々と報道されています。
民主党政権時の反省としてあるのが、役所に対する人事権の使い方。霞が関というある意味日本最大のパワーボックスをしっかり活用し切るのが政治の役目。
そのためにはもちろん官僚の言いなりになってはいけませんし、また逆に官僚と無用に対立することも良くありません。
適切にコントロールすること。それが鍵。そのためには人事権はやはり重要。
民主党政権は、一般的には霞が関と対立していたかのごとく言われますが、霞が関人事については、私はかなり「役所側の秩序」を重んじた結果となっていたのではないかと思いますし、その意味では人事権をうまく行使できていなかったと思います。
何事もバランスが大切なのですが、そういう目をもって、昨今の霞が関人事を見つめています。