民主党の代表選が行われました。長妻、 細野、岡田の3候補者が立候補しての選挙戦でしたが、結果は、岡田氏が新代表に選ばれることで幕を閉じました。
それぞれの演説を聞きながら思いました。どの候補者が代表になったとしても、みんなが力を合わせていくことで、民主党はしっかり運営できると。
しかし、今回の岡田さんの勝利は私には特別の感慨があります。
岡田さんが前回、代表選に立候補したのは2009年春。当日の小沢代表が「政治とカネ」の問題で代表辞任した後の選挙でした。その際、私は岡田さんに立候補を強く勧め、選挙期間中も補佐官役として支えました。結果は、対抗馬として出馬していた鳩山さんの勝利となりました。その後、2009年8月の政権交代選挙、鳩山政権成立へとの流れは、ご記憶の通り。
私は今でも、あの代表選で岡田さんが勝っていれば、時々思うことがあります。
もちろん歴史に if (もし)はありません。ですから、そんなことを考えても詮無いこと。しかし、岡田さんにはもう一度代表として仕事をして、それが if だったのか、その後の道のりを見せてもらいたいという思いがずっとありました。
もちろん、当時と今では、民主党の置かれた状況は全く異なります。当時は、政権交代直前の上り調子のところ。今は、党の信頼回復という極めて困難な課題に対して依然としてもがいているところです。
しかし、ここでこそ、岡田さんには力を発揮して欲しいと思います。
「自分のためでもない、民主党のためでもない、政権交代が可能な日本の政治を作るために」という、岡田さんの政治信条。それは今日の演説でも語られました。その思いは私が政治の道に踏み込んだ時の思いそのもの。
岡田新代表を支えて、私もしっかり頑張ります。