農協改革の議論が、政府与党の中で終盤を迎えようとしているように見えます。
しかし今回の農協改革の論点、どうも私には得心できない点があります。
全中による監査制度を無くすことが、農家の所得増に本当につながるのかという点です。先般予算委員会で我が党議員からこの点の質問がなされましたが、それに対する答えは説得力がありませんでした。
もちろん農協を改革していかなければならない点が多々あることはよくわかります。しかし、全中監査制度の廃止がその本丸なのかは疑問です。
安倍総理対農協、といった構図にばかり目がいって、本質的な政策論が置き去りにされているような気がします。