今日の衆議院本会議で、来年度のNHK予算案についての採決が行われました。結果は与党多数のもと可決。野党側は反対、という態度でした。
これまでの慣例では、NHK予算案は全会一致で可決されるということが続いていました。ところが、去年に続いて2年連続で、全会一致という慣例が崩れました。その要因の主なものは籾井会長の問題。
なぜこれまでNHK予算案がこれまで全会一致という慣例で可決されてきたか。それはそれだけNHKという放送局が重要だからです。
国民にとって重要な放送局であるからこそ、不偏不党、そうであるからこそ、全会一致だったわけです。そういう過程を経て、国民のみんなが信頼して見ることのできるNHKとなっていたわけです。
ところが、今回のように与党の賛成多数で可決される、野党は反対する、ということは、まさにNHKが政府の代弁者のような立場になってきてしまっていることを如実に表します。
極めて由々しき今の状況。この状況を私は強く危惧します。