国会は日々進んでいますが、通常起こり得ないような事が。
会期が延長されたわけですから、時宜に応じて予算委員会を開催し、安倍総理も出席のもと国政の重要事を議論するのが通例です。
7月半ばに衆議院安全保障特別委員会で安保法制が強行採決され国会が不正常化しました。その際、国会正常化した時の与野党間で合意した条件が、衆議院予算委員会の開催で、8月初めに一回、そして8月末か9月初めにもう一回、という約束でした。
これに対して、8月初めの予算委員会は4時間だけ開催されたものの、8月末から9月初めにもう一回という約束については、与党側が頑なに拒否しています。
与野党間で日程について激しく議論はしますが、合意した内容については通常はキチンと履行するもの。それすら反故にしてこようというのは、現下の状況で内政、外交双方に及ぶ政策課題で厳しく追及されることを恐れて、安倍総理をできるだけ出さないようにしようという考えだと思われます。
そこまで政府与党は余裕をなくしているのか。通常ではない状況です。