杭打ちの偽装に関する新たな事例が、後を絶たず出てきます。
安全基準については厳格なはずの日本でなぜこのような事態になっているのか理解に苦しみます。
数年前に「耐震偽装」の問題がありました。その際はあるひとりの一級建築士による構造計算書の偽造がおおもとにあることが、その後明らかになりました。
今回はどうなのか。これだけ大きな広がりのある中で、個人の問題なのか。会社の問題なのか。それとも制度自身の問題なのか。その本質が明らかになっていません。
耐震偽装事件の際も、国会でかなりつめた議論が行われ、問題の本質に迫りました。秋の国会が開かれていないことのもどかしさを、この問題でも強く感じます。